◆関節リウマチ
関節リウマチ(Rheumatoid Arthritis)は、関節痛や関節の変形が生じる炎症性自己免疾患のことです。
関節リウマチは、膠原病(結合組織病・けつごうそしきびょう)に含まれる病気の一つで、初期症状としては関節痛を引き起こし、場合によっては血管、心臓、肺、皮膚、筋肉といった全身臓器にも障害を及ぼす進行性の疾患です。
膠原病(結合組織病・けつごうそしきびょう)は、体内の血液中の抗体が自己の細胞の核などと反応して免疫複合体を作り組織に沈着したり、組織を攻撃することで発病すると考えられています。
関節リウマチは、関節の中でも特に滑膜がおかされ増殖する「滑膜炎」で、関節リウマチ患者には女性が多いのが特徴です。
初期症状としては、手を握るのが困難になる「こわばり」が、症状として現れます。朝起きた時に1時間以上のこわばりが続く場合は、関節リウマチの可能性が高いと言われます。
後に関節痛がおこるようになり、手足の指の関節から始まり次第に身体の中心部に向かい大きな関節にも痛みを感じるようになります。
さらに関節炎が進行すると関節そのものが変性してゆき、最終的には関節が破壊され、骨と骨が直接接した強直状態に至ります。