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口蹄疫とは、どんな病気....??

◆口蹄疫って...?

宮崎県で家畜が感染し、畜産農家に多大な被害をもたらした口蹄疫とは、どんな病気なんでしょう....??

口蹄疫は、ピコルナウイルス科(Picornaviridae) アフトウイルス属(Aphtovirus)の口蹄疫ウイルス(foot-and-mouth disease virus, FMDV)によって発生する家畜の伝染病です。

感染する動物は、主に蹄が二つに分かれた偶蹄目の「豚」「牛」「水牛」「山羊」「羊」「鹿」「猪」などです。口蹄疫に感染すると、幼獣の高い致死率によって家畜の生産性の低下するため畜産農家に甚大な損害を与えます。

また、口蹄疫は、国際獣疫事務局(OIE)リスト疾病に指定されています。一旦、口蹄疫が流行してしまうと他地域の感染を防ぐために家畜の移動制限がかけられ、畜産物の輸出にも影響が出ます。そのため畜産業界にとってとては、とても恐ろしい病気です。

口蹄疫の症状は、感染後発熱、元気消失、多量のよだれなどが見られます。また、舌や蹄の付け根などに水疱が出来るのが特徴で、このことが「口蹄疫」と呼ばれる所以になっています。

口蹄疫ウイルスは濃厚接触がある場合、ヒトにも感染することがあるようです。しかし、発熱やロ腔内水疱症等が主症状で輸液等で回復するといわれています。

口蹄疫は、アジア、中東、アフリカ、南米地域を中心に毎年世界各地で発生していますが、日本では200年に発見されて以来2010年の発生は10年ぶりになります.....

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